韓国ドラマの中で、これほど人間的に表現された王様はいないかもしれません。

19代国王であるスクチョンは、とにかく喜怒哀楽の激しい王様でした。

あまり剣技には強くなく、ユーモアたっぷりな表情がとても魅力的でした。

一国の王として国を納めなくてはいけない重責と、愛するトンイを守りたいという2つの気持ちに迷い続けるスクチョンは本当に素敵でした。

スクチョンは、もしかしたらトンイに憧れを抱いていたのかもしれません。

鳥のように自由で、民を慈しむトンイを、彼女の本当の幸せを願い、トンイを宮殿から出した時の、あのなんとも言えない複雑な表情は、見ていても辛かったです。

王様というのは、何でも思うがままだと思われがちですが、実はそうではなく、国の為には自分の気持ちを抑えなくてはいけないというのが、よく分かりました。

息子であるクムのために、懸命に相撲をとる姿に、王としてではなく、普通の父親として接したかったのだと思い、とても胸が締め付けられました。